さよなら、Anno del Cavallo! 〜日伊櫻の会☆大忘年会〜

晩秋の候 皆様におかれましては ますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。

さて、午年、イタリア語でAnno del Cavalloの年も早いもので終わりに近づき、忘年会シーズンがやってまいりました。

日伊櫻の会は、会員の皆様への日頃の感謝の気持を込めて、“さよなら、Anno del Cavallo”と題し、忘年会を開催致します!開催予定の12月9日は、日伊櫻の会の母体であるEVEの創立記念日でもあります!

寒い季節、ホッとあったまる、美味しいお料理とお飲物をご用意してお待ちしております。当日のイベントでは、ミニコンサート等、盛りだくさんのあっと驚く催しを予定しています。乞うご期待!もちろん、「パフォーマーとして参加したい!」という方も大募集&大歓迎ですので、是非ご連絡下さい♪

皆様ご一緒に、2014年を振り返り、そして新たな年を迎えましょう!ぜひ皆様、万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

1. 日時  12月9日(火) 19:00スタート

2. 場所  レキシズルスペース/渡部商店内 (日伊櫻の会事務所同じビル3Fです。)
東京都千代田区神田駿河台3-3 EVEビル3F http://www.nabesho.net/gaiyou/map.html
JR御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩6分
メトロ新御茶ノ水駅・淡路町駅・小川町駅 B3出口 徒歩2分

3.  参加費 5,000円(食事代・ドリンクチケット3杯分)
*他にも各種お酒を取り揃えております。(ワンコイン・500円)

4. 予約連絡先:03-3293-2012 (代表) info_ciliegi@nichii-sakura.com

*会場は畳敷きのお部屋となっております。予めご了承下さい。

 

主催:日伊櫻の会 Associazione dei Ciliegi italo giapponese

Casa mia, ふくしま!

Casa mia, ふくしま!

11月5日 日伊櫻の会 秋の集いのお知らせ 

イタリアには、それぞれの地域や町に、古い歴史と地方文化があり、暮らす人々がそれらを大切に守ることで、個性豊かな地域性を保ってきました。それこそが、イタリアの最大の魅力となっています。
この度、日伊櫻の会はイタリア同様に歴史深く豊かな地方文化を育くんできた日本の福島県に注目し、福島県で育まれてきた文化をご紹介しながら、音楽と共に楽しむ夕べを開催します。また、当日はウンブリア州からもイタリア語学校校長をお招きして、イタリアの地方文化をご紹介します。
地方文化を介した日伊文化交流の夕べを、是非お楽しみ下さい。

 

内容:
プログラム1 ★福島の農業・食文化〜ヨシミファームのお話〜

米どころ福島県の矢吹町、自然農法のEM農法で「福運米」を栽培するヨシミファームの小川敬さんに、福島の土地の歴史や、EM農法について触れて頂きながら、福島・矢吹町のお米作りについてお話いただきます。震災後もヨシミファームは、すべて全量検査した、安心・安全な美味しいお米を作りを、続けてらっしゃいます。

当日は、ヨシミファームのとれたて新米「福運米」をおにぎりにて販売致しますので、是非その味をご堪能下さい!他にも、“Casa mia!ふくしま”では福島の地酒や、会津の郷土料理「こづゆ」、おでん等も夜店としてお楽しみ頂きます。開場で販売する飲食物は、すべて500円以下の料金です。収益は、イタリアの櫻たちの育成に使わせて頂きます。

プログラム2 ★日本の調べ〜尾田頼彦氏ミニ・コンサート〜

会津若松の鶴ヶ城が歌われた日本歌曲“荒城の月”、そして郷土への想いを歌った名曲”ふるさと”
この二つの名作を、イタリアや日本での数多くのコンサートにて活躍されてきたオペラ歌手・尾田頼彦氏に歌って頂きます。


尾田頼彦 プロファイル
北海道札幌市出身。国立音楽大学声楽課卒業。1981年よりオペラ「アイーダ」「椿姫」等の作曲家G・ヴェルティ生誕の地、イタリア・パルマ市“A・ボイート国立音楽院”に留学。ミラノ・スカラ座との契約をはじめ、ヨーロッパ各地の歌劇場、フェスティバル等に数々の舞台に出演。1999年に帰国後、日本でも数々のコンサート等で活躍。

プログラム3 ★ウンブリア州・トーディ町の歴史


“Casa mia”のイベントにちなんで、ウンブリア州トーディ町にあるイタリア学校 ”La Lingua la Vita”校のステファーニア・ ベッリ校長より、語学学校が位置するトーディ町の歴史や文化についてお話頂きます。イタリアの郷土文化を大切にする心から、日本が学べることはきっと盛りだくさんあると思います。当日は、ウンブリア直送のワインもお楽しみ下さい。

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“Casa mia, ふくしま!”

日時:11月5日(水)
開場    18:00
開場    19:00
閉場    22:30

場所:日伊櫻の会事務局 (NIDO)

東京都千代田区神田駿河台3-3 EVEビル4F

入場料:2000円(ウンブリア州イタリアワイン、ワングラス付)
*20時30以降にご来場のお客様は、1000円にて受付致します。

予約連絡先:03-3203-2012 (代表) info_ciliegi@nichii-sakura.com

主催:日伊櫻の会

協賛:ヨシミファーム、La Lingua La Vitaイタリア語学校

 

足利にて 銘仙展へ向けてリポート①

皆様こんにちは、日伊櫻の会(EVE文化事業部)の沢辺です。
しばらく更新が滞ってしまっておりました。失礼致しました。
気が付くと、とっても熱い夏がすぎて、過ごしやすい秋の季節が訪れました。昨日、現在私たちが足利市立美術館と共に企画中である、イタリア・パリでの絹織物”銘仙”展についての打ち合わせのために、本会会長と足利市を訪れました。

日伊櫻の会(EVE文化事業部)は現在、イタリア各地の自治体に既に渡った櫻を介したネットワークを通して、日本の絹文化をイタリアに発信しようと試みています。

絹文化といっても、では何に焦点をあたて発信していこうか?
私たちが注目したのは”銘仙”でした。
銘仙とは、大正昭和初期に大流行した絹の織物で、型紙によって糸に先染めし、それを平織りした着物です。足利、伊勢崎、秩父などが主要産地でした。これが当時の”大衆着”だったわけです。

銘仙はなんといっても、その斬新で自由で、溌剌としたデザインが魅力でした。補色を使ったり、蛍光色を入れたり。大柄で、とにかく派手なものが沢山あります。デザインも自由、自由、というかもやは、なんでもあり、といった感じです。

ですが竹下夢二や杉浦非水など、当時活躍した一流デザイナーたちも銘仙デザインに関係していましたし、高島屋や三越など、一流百貨店がマーケティングしていた商品でした。
銘仙のデザインは、正に、それまで長く鎖国していた日本に、急激に海外のデザインやアートが入って来たことの強い刺激があってこそ生まれ得たもので、正にデザインにおける東西文化の接触、交流を象徴しています。

着物という日本在来の形を保ちながらも、そのデザインには日本の西洋との出会いが伺えるという点で、イタリア、ヨーロッパに発信していく絹文化として銘仙はとても意義深いものと思い、現在展示に向けて活動しています。

そうした文化の担い手となったのが、足利市だったのです。昨日は、 2016年の展示に向けて、足利市立美術館と打ち合わせをしてきました。イタリアでの展示の監修を努めて下さるのは、足利市立美術館の大森哲也先生です。先生は、これまで足利市立美術館等で、足利の銘仙展を企画されてきていらっしゃり、銘仙の研究者であられます。
そして大森先生がお声掛け下さって、銘仙のコレクターの方々や、銘仙を数多く所有されている施設・桐生織塾の方にお集り頂きました。


(銘仙コレクター桐生正子さんと、桐生さんのコレクション。様々な珍しい柄の銘仙をコレクションされており、昨日は、コレクションの一部をお持ち下さりました。)

こんなに自由で色鮮やかな着物を、昔の女性達が普通に纏っていたというのは驚きです。桐生さんは、銘仙を”着ると元気になる着物”だとおっしゃっていました。

こうなると、もはや油絵のようです。テキスタイルに、プリントしているのかと思ってしまうかもしれませんが、そうではなく糸に先に色をつけて織っています。とても手がこっている技術です。

こうした銘仙、今見ても色あせませんが、その黄金期は昭和初期、今からもう100年も近く前になるわけです。
100年前、それは社会そのものが大きく変化し、女性達の社会的な役割も変わっていって、未来への夢や意識も大きく変わった頃だったはずですが、そういった時代に女性達が”着ると元気になる”銘仙を纏っていたという事実は、なんだか感慨深く思えました。

ですが、こうした銘仙のデザインは、今も新たなプロダクトへのインスピレーションを与えています。(リポート②へ続きます)

Make Our Tree Bloom を行いました!

8月12日(火)に、御茶ノ水にある日伊櫻の会事務所にて、フィリップ・ジョルダーノワークショップ『Make our tree boom 』を行いました。

参加者それぞれの視点から、自由に櫻を描いて頂きました。
不思議な事に、年齢層も様々な参加者一人一人が描く櫻は全く違うのに、
完成してみると、とってもユニークで魅力的な、素晴らしい大きな櫻の木が完成しました!!本当に、どれもとっても素敵です!

フィリップ・ジョルダーノさんは、このワークショップをよくイタリアの幼稚園などで行っていたそうです。

イタリアは、様々な民族、文化の人々が暮らしているので、それぞれの文化を尊重しながらいかに共に生きるか、ということを、絵を描くことを通して子供達に知ってもらうためのワークショップだったということです。

本会では、今後ともフィリップ・ジョルダーノさんと共にワークショップを展開していく予定です。

ご参加下さったみなさん、本当にありがとうございました!

 

Make Our Tree Bloom! フィリップ・ジョルダーノ 夏休みワークショップ&イベント

 

夏休み特別!アートワークショップ&イベント企画

日伊の国境をまたいで活躍を続けるイタリア人絵本作家のフィリップ・ジョルダーノ。

日本文化に深い好奇心を持って活動してきたイタリア人アーティストです。絵本「かぐや姫」(スペインSM出版)の製作を機に来日。それ以降、すっかり日本を気に入って、現在も日本で生活をしながら創作活動を続けています。


フィリップ・ジョルダーノのHPはこちら
→ http://www.philip-giordano-pilipo.com/

そんな日伊を繋ぐフィリップの感性を縦糸に、そして参加者の皆さんの個々の感性を緯糸にしながら、一緒に大きな櫻の木を咲かせましょう!

イタリア育ちながらアジアの要素も感じる、不思議なフィリップの創作活動について触れ、また、ファシリテーターとしてもフィリップが皆さんをアテンドし、一緒にさくらの木を完成させます。

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①昼の部
「夏休み企画 アートトーク&ワークショップ
—フィリップ・ジョルダーノと描くさくらの木— 」

日時:2014年 8月12日(火) 15時〜16時30分
15時〜15時半:フィリップトーク&朗読会
15時半〜16時半:ワークショップ(イタリアンデザート付き)終了

場所:東京都千代田区神田駿河台 3-3 EVEビル 4F 日伊櫻の会事務局

備考:お気に入りの画材があれば、是非お持ち下さい。
参加費:大人 :1500円
子供(中学生〜高校生):1000円
小学生 : 500円
(幼稚園児は無料)

*参加費には、レクチャー代以外にソフトドリンク・イタリアンデザート代が含まれます。

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②夜の部
「Mangiamo! × Philip Giordano 」

フィリップと一緒に、櫻の木を描きながら、おなじみBosac食堂のイタリア料理をお出しします。食べて、飲んで、楽しみながら、櫻を描きましょう!さてどんな櫻が咲くでしょうか?

日時:2014年8月12日(火) 19時〜21時30分
場所:東京都千代田区神田駿河台 3-3 EVEビル 4F 日伊櫻の会事務局
参加費:3000円 (イベント参加費、イタリアン料理軽食代が含まれます。ドリンク代別途)
*会員の皆様には、グラスワインを無料で一杯サービス致します。
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①と②、ともに日伊櫻の会事務局(NIDO)にて行われます。
定員の関係がありますので、ご参加される方は、早めにご連絡下さい。

TEL:03-3293-2012 (代表)
FAX:03-3293-3315
info_ciliegi@nichii-sakura.com

お知らせ【国際バレエガラ 東日本大震災復興 バレエライブ ”Rising Sun”】

パヴロバ・バレエスクールの先生であられた岩井素子さん(本会会員)からの知らせです。

東日本大震災を経験した子供達のために、世界各国で活躍するアーティスト達が日本のために立ち上がり、公演を行います。出演者のすべてはボランティアにて出演し、この公演の収益の100%が、復興支援のために寄付されます。

詳細は、Project LUCTのHPよりご覧下さい。
またチケットのお買い求めは、こちらよりどうぞ。

サンマリノ神社

イタリアの中に位置する独立国、サンマリノ共和国。
「LIBERTA」(自由)の精神を尊び、独自の文化を育んで来た国です。

 

 

そんなサンマリノ共和国に、国家プロジェクトとして神社本庁公認の神社が誕生しました!2014年6月22日に建立された、サンマリノ神社です。

この神社はなんと、ヨーロッパで始めての神社です。

日本の自然観・文化を、ヨーロッパや世界に発信すると同時に、万物の生命を尊重する日本の自然観を介することで、様々な国の人々の対話の場所としての役割が期待されています。
そのサンマリノ神社の境内に、本会は21本の櫻を寄贈いたしました。

植樹された桜の木はまだ小さくはありますが、サンマリノ神社と共に、大きく育ってほしいと思います。

昨年の秋、3年前にサンマリノ共和国に寄贈しました100本の櫻を尋ねて、サンマリノ共和国を訪れました。その際に、神社の宮司を担うフランチェスコ・ブリガンテさんとお会いし、大変お世話になりました。そして、神社について色々なお話をする機会がありました。

その際宮司さんは、次のようにおっしゃっていました。
『ときに宗教は対立を生むこともあるが、あらゆる命を尊ぶ神道は、宗教を越えた価値観でもある。日本の自然観でもあもる神道が、あらゆる国や宗教を越えて、様々な人に広まってほしいし、それは平和への礎になる。』

サンマリノは、軍隊を持たず、第二次世界大戦中も中立を守って戦争に参加しませんでした。一方で、イタリアからやってくる多数の戦争難民を受け入れ、彼等の援助を行った素晴らしい歴史をもつ国です。

サンマリノ神社は、多様性の尊重と多文化共生社会への願いとともに建立されましたが、本会の桜がそうした願いの場に植樹されたことは、大変嬉しく思います。本会としても、今後ともサンマリノとのご縁を大事に育んでいきたいと思います。

6月22日に行われた建立式には、本会会員である渡部麗さん(渡部商店社長)が出席され、上記の写真を提供下さりました。
 右:渡部麗さん(渡部商店社長)、左:フランチェスコ・ブリガンテ宮司

 

Mangiamo! —にっぽん農地からの便りー

日伊櫻の会は、来る6月7日に下記のような催しを行います。是非皆様、ご参加下さい!

 

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Mangiamo!-にっぽん農地からの便り-


小田原・あきさわ園からの風景(広大なみかん農園!先には海が・・・)

イタリアは何と言っても”食”を皆で一緒に楽しみ、大切に考える国です。大量生産のファスト食品に対抗するスローフード運動も、イタリアから生まれました。一方で、食糧自給率40%を切った日本の食卓の未来は、これから、どのようになっていくのでしょうか?
日伊櫻の会は、MANGIAMO(マンジャーモ/イタリア語で”一緒に食べよう”)というコンセプトのもと、農産物生産者との交流を交えた、食を知り、みんなで楽しむためのイベントを行います。

内容:
神奈川県小田原で200年以上にもわたり、みかん農園を営むあきさわ園の、若手農家・秋澤史隆さんに、農業の現場の視点から考える、食、そして今日の農業の現状について、お話いただきます。
あきさわ園で採れた果物・野菜を中心として、イタリア料理研究家の森玖実子さんが、野菜をおいしくたべる料理をし、参加者の皆様に振舞います。

日時:2014年6月7日(土) 18時〜21時(予定)
場所:スペースNIDO(日伊櫻の会事務局)

参加費:3000円(イベント参加費には、ビュッフェ形式の食事代が含まれます。飲み物は別途料金随意)
✳︎日伊桜の会会員様には、ワイン一杯を無料サービスさせて頂きます。

主催:日伊櫻の会
協力:あきさわ園、イタリア料理BOSCA食堂

*食事の準備の関係から、上記は予約制となっております。ご参加下さる方は、facebookから、またはinfo_ciliegi@nichii-sakura.comまでご連絡下さい。

Campi Bisenzio 市での櫻植樹

日本の東京では、桜もあっという間に散ってしまいました。
さて、そんな中、イタリアのCampi Bisenzio市からとっても嬉しいニュースが届きました。

去る4月11日、 Campi Bisenzio市(以後カンピ市)内のVilla Rucellaiにて、本会の桜植樹式が執り行われたのです。

カンピ市は、日本ではあまり知られていない場所かと思いますが、トスカーナ州フィレンツエ県に位置し、フィレンツエ市とピストイア市の間にあたります。約4万3000人の人口です。

カンピ市には、実は既に桜が植樹されていましたが、今年また新たに10本が寄贈されました。カンピ市在住の画家道原聡さん(本会会員)がご縁を繋いで下さりました。

そしてこの度、道原さんのお友達であられる、建築家のPietro Corleanoさんが、素敵に植樹のプランやプレートの作成をして下さりました。散歩道を挟んで左右に5本ずつ、それぞれが櫻の花弁のようにつつじや椿を囲んで植えられています。地下には水やりの設備も施してくれたそうです。


上記は中川章子(本会会員、フィレンツエ在住)さんが撮影下さりました。

プレートには、桜の美しさを綴った在原業平の唄が引用されています。
植樹式には、「トスカーナ日本人会」の日本人の方々もお着物姿で出席して下さったようで、桜が日伊の架け橋となりました。

また植樹式の様子の一部、市長のコメントを、youtube見ることが出来ます。(映像は、道原さんのご友人でジャーナリストのMaurizio Martiniさんが撮影下さりました。)
https://www.youtube.com/watch?v=NOrWHan32o0&feature=youtu.be

昨年の10月、カンピ市には本植樹の打ち合わせのために、本会会長と沢辺とでカンピ市を訪れました。

その時、このカンピ市の静かで、素朴な日常的な美しさが、とっても居心地よく感じました。

また、先の映像でもお話されているカンピ市のFossi市長が、若く活発な方で、私たちが訪れた際にも、日本との関係を深めたいと、桜植樹のプロジェクトを大変歓迎して下さりました。


左より、Fossi市長、渡部会長、沢辺、Nucciotti議員 @カンピ市庁舎 2013年10月

この度、アルノ川を囲み、緑と花の彩り豊かなカンピ市に、本会の櫻をおおくりすることが出来てとても嬉しく思います。
ご縁を繋いで下さった道原さん、本当にありがとうございました。これから、カンピ市と日本とがどのような繋がりを育んでいけるか楽しみです。本会もこのご縁を活かして、今後に向けて頑張りたいと思います。


道原さんと共に(カンピ市市庁舎庭にて) 2013年10月

 

 

甘楽町〜さくら祭り〜レポート

去る4月13日、日伊櫻の会がご縁を頂いている群馬県甘楽町で、さくら祭りが開催され、私たちも参加して参りました。

この町の名前、何と読むか皆さんご存知ですか?
甘楽、とかいて”かんら”と読みます。甘く、楽しい、なんて素敵な名前の町でしょう!

この甘楽町、実は大変歴史が古い場所でして、織田信長の次男・信雄が甘楽の地に移ってきたことを機に、以後8代152年にわたって織田氏・小幡藩の統治が続いた土地なんです。
なので、国名勝にも指定されている「楽山園」や、小幡藩統治時代の趣を残す「武家屋敷」など、素晴らしい遺構が数多く残されています。

こうした豊かな土地の歴史を振り返り、そして愛し、郷土愛を育む催しが甘楽町の”さくら祭り”です。
町のシンボルである桜が豊かに咲くこの季節、一日だけ、小幡藩の武者行列が時代を超えて復活し、楽山園を出発して町中を練り歩くのです。
武家屋敷や、立派な養蚕農家郡といった、古い町並みを残す甘楽町を、武者行列が闊歩すれば、さながら、時はタイムスリップしたかのよう。

多くの方々がこの祭りを見物しに、県内外から訪れます。

 

そして武者行列が街中を過ぎ去った後は、小幡八幡宮において、織田郡総大将が甘楽町の更なる発展を願って祈願文を述べて、玉串奉奠。

古き良き歴史を現代にきちんと繋いでいる甘楽町。同時に、そうした素晴らしい歴史を大事にしながら、常に新しい変革を、他の町を先導するかたちで取り組んで来た姿が、この街の最大の魅力なのではないでしょうか。
昨年、イタリアチェルタルド市と甘楽町との姉妹都市提携は、30周年を迎え、本会はその30周年を記念する形で桜を寄贈したことから、甘楽町とご縁を頂きました。

甘楽町の道の駅では、ここでしか手に入れられない チェルタルドから輸入されたワインが並んでいます。http://www.town.kanra.gunma.jp/s-busan/busan/news/06.html
更に、この道の駅、先月3月にリニューアルオープンされて、チェルタルド市産のタイルで作られたピザ釜でやかれたピザが楽しめるようになっていました!歴史豊かなこの甘楽町で、遠いイタリアの風を感じることができるのです。

 

甘楽町には、訪れるたびに、いつも新しい発見がある町です。
こんな”甘く、楽しい”町とのご縁を頂けて、大変嬉しく思っています。是非皆さん、休日に甘楽町にふらっとドライブなどいかがでしょうか?

お忙しい中にも関わらず、さくら祭りを丁寧にご案内くださった森平さん(甘楽町役所)、本当にありがとうございました!