ルッカを知る研究会Vol.2

国立市とルッカ市との友好都市締結に向けて発起された「ルッカを知る研究会」

第1回、西村暢夫・日伊櫻の会副会長による”ルッカの歴史”に続き、第2回が開催されます。ぜひ、ご参加ください。

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第2回ルッカを知る研究会  
『ルッカとトスカーナ地方のおいしい食文化』

第2回目となるルッカを知る研究会は、ルッカの料理文化に精通された貝谷郁子先生をお迎えします。上質なオリーブオイルの産地として有名なルッカ。豊かな恵みから生み出された美味しい料理が数々あります。ルッカ独自の食文化、そしてその周りのトスカーナ州の料理の世界をご紹介します。講演後は、ルッカやトスカーナにちなんだ料理とワインの試飲と試食をお楽しみください。

 

講師:貝谷郁子氏(フードジャーナリスト・イタリア料理研究家)

講師プロフィール:料理研究家。上智大学卒業。イタリアを中心に食を取材、執筆、研究。ルッカ、トスカーナ地方は特に長年愛し、通い続けており、食文化に精通。著書に「ルッカの幸せな料理から」「和イタリアンのレシピノート」「きょうはイタリアン日和」など多数。料理教室、食育、商品開発など食を巡って多岐に活躍。

 

開催概要 

日付:11月18日(土)

時間:13:30開場 14:00開始 (16:00終了予定)

会場:国立せきやビル7F エソラホール(東京都国立市中1丁目9番地の30)

会費:2000円(試食・試飲込み)

定員:60名(要予約)

主催:日伊櫻の会   後援:国立市

協力:リストランテ国立文流,せきや酒類販売株式会社

 

お申込み方法
下記連絡先まで、『お名前・ご参加人数・ご連絡先(Tel or Mail)』をお知らせください。

TEL:03-3293-2012 (EVE代表)
Mail:こちら(EVE)よりご連絡ください

 

9月8日(金)日伊櫻の会 夏のイベントのご案内

日伊櫻の会では、例年のサマーパーティーを行います。
様々なパフォーマンスや催しが盛り沢山の内容となっております。
皆様でご一緒に、楽しく夏の終わりを迎えられたらと思います。ぜひ、ご参加ください。皆さまにお目にかかれますことを、一同楽しみに、お待ち申し上げております。

日伊櫻の会 事務局
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 サマーエンド パーティー ~夏の終わりをハワイアンで!~


今年のサマーパーティーのテーマは、誰もがきっと大好き!の“ハワイ”です。

ハワイのゆったりとした時間の流れ、美しい青い海を思い浮かべながら、
みなさんでご一緒に、リラックスして楽しく過ごして頂きたいと思います。


料理家・清水明日香さんが、南国を感じるお料理を様々ご用意。

食事を堪能しつつ、ウクレレの演奏やダンスをお楽しみください。みなさま一緒に参加していただくゲームなど、いろいろ楽しみな企画もご用意してお待ちしております。

また、イタリアからの最新の櫻便りもご報告いたします!
是非、ご参加ください。



「サマーエンドパーティー  〜夏の終わりをハワイアンで!〜」

日時:9月8日(金)開場19:00 開演19:30
場所: EVEビル3F / レキシズルスペース *座敷スペースとなります。
千代田区神田駿河台3丁目3番地EVEビル3F
会費:3,500円(お料理+ウェルカムカクテル1杯付き)


⭐お料理内容⭐

アヒとムツブリのポキ丼/イベリコ豚タン握り /ゴーヤと胡瓜とセロリの漬物/ハワイアン風コブサラダ ・・・・などなど、料理家・清水明日香さんが腕を振るう料理をお楽しみください。

清水明日香さんFacebookページ:https://www.facebook.com/KITCHENASUKA/

 

⭐ドレスコード特典⭐

浴衣、ムームー(ハワイアンドレス)、アロハシャツご着用でご来場の方には、ハワイアンシェーヴアイスをプレゼント!!

 

主催:日伊櫻の会
連絡先:Tel :  03-3293-2012
Mail: sakura@nichii-sakura.com

 

「ルッカ紀行、桜までの道のり」

日伊櫻の会会員・田中さおが、先月下旬にルッカの櫻子を視察しました。ぜひ、さくら便りをご一読ください。

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「ルッカ紀行、桜までの道のり」


7月26日。朝7時、ボローニャから電車に乗り、まずフィレンツェへ向かいます。前日は、灼熱の太陽にさらされ焼け焦げてなくなってしまうような暑さでしたが、この日の朝は空気がひんやりと冷たく、もう一枚カーディガンを持ってこなかったことを後悔したほどでした。

フィレンツェ・サンタマリア・ノヴェッラ駅で電車を乗り換えて、ルッカ駅まで電車で約1時間。10年ほど前、初めてイタリアに来た時から、なぜか一番耳に残っているイタリア語は「アッッッテンチオーネ!」(ご注意ください!)と始まる駅の構内放送でした。日本の駅員さんのアナウンスも面白いですが、イタリア語のリズムがどこかコミカルです。フィレンツェからルッカまでの車窓は、現代的な(世界のどこでも共通する)工場地帯やそこに書かれたグラフィティと、伝統的な「イタリア」の街並みの繰り返し。そうした風景を5回ほど繰り返し眺めているとルッカに到着です。

駅を出るとすぐに、赤茶色のルッカ旧市街の市壁が見えます。外から見ると、何か巨大遺跡のようです。

市壁の間から階段を下り、短い地下道を通って場内に入ります。地下道を抜けると…、目前には外からは想像もつかない爽やかで美しい並木道が登場します。

ルッカに寄贈された櫻子たちを目指す前に、Pizza Anfiteatro(円形闘技場跡)を通りました。闘技場跡についたのは10時半頃、ランチの準備のためか荷物を出し入れするバンが多く乗り入れていました。広場の真ん中には、大きな顔のオブジェが。皆オブジェの写真を撮ったり、オブジェが作る日陰の中から競技場跡の写真を撮ったりしていました。

かつての闘技場跡に使われていた柱が外縁に露出しているということを聞いたので、とりあえず外をぐるっと一周してみます。路上で、誰かが「エリーゼのために」をピアノで弾いていました。せっかくなら、プッチーニを演奏すればいいのになどと思いながら(といってもプッチーニの代表曲ってなんだったかなどと思いつつ)、旧闘技場の柱を発見しました。

そのまま競技場跡を一周していると、右手にフレデリーノのバジリカが見える場所があります。そこを抜けて、少し進むと左手にOatello San Fredianoの表示が見えます。オステリアのレストランの庭ではビアガーデンが開催中とのこと。裏のゲートのようなところから、庭の中に入ると強い太陽の光を浴びて黄緑色にキラキラ輝く細身の木が並んでいました。近くに寄ってみると、確かに桜の樹々たちでした。このところ、雨が降らずに日照り続きとのことで桜たちの様子が心配されていたようですが、そんな心配をよそにさんさんと降り注ぐ日光を跳ね返しすこぶる元気そうでした。


桜たちの横に設置してあったベンチのようなブランコで一休みすることにしました。今年のイタリアは40度を超える猛暑のようですが、ひとたび木陰に入ると風が吹き抜けとても心地がいいのです。

さて、休憩後再びやる気を起こしてグイニージ塔を目指します。グイニージ塔は広場などに建っているわけではなく、普通の狭い道にある建物の続きのような感じで突如、高い塔が出現するのでした。塔は屋上まで行けて、階段で上がります。普段こんなに階段を上がることもすくないので息が切れてしまいますが、屋上にでると涼やかな風が吹いています。ここから、ルッカ市内が一望できます。

その後は、塔をおりてヴォルト・サント(聖顔)のあるサンタ・マリア・カテドラルに向かいます。昇天してしまうほどの晴天の空に、薄水色の水を湛える噴水、太陽を照り返す白いカテドラルが目に眩しいです。

サンタ・マリア・カテドラルのヴォルト・サントはトスカーナな地方で最も古い聖像であり中世には巡礼のいわゆる目玉として信仰されていたそうです。中世以前に作られた像は、素朴ではありながらも、素朴が故の普遍的な荘厳さを感じさせます。

その後、考古学博物館、現代美術館を回って、ルッカからボローニャへの帰路につきました。

 

乗り換え待ちで1時間ほど花の都フィレンツェを歩きましたが、フィレンツエが殺伐とした街に見えてしまうほどに、ルッカは美しく光に溢れた素晴らしい街でした。そんな街で、すくすくと育っていた桜たちも、とても健康で幸せそうに思えたのでした。

 

 

 

 

 

第一回 ルッカを知る研究会

国立市とトスカーナ州に位置する古都・ルッカが、Patto di amicizia(友好協定)締結にむけて前進しています。
きっかけは、国立市の櫻たちの子孫が、ルッカ市へ渡ったことでした。本会がイタリアにお送りしてきた櫻の多くが、国立市の櫻たちの実生です。櫻がきっかけとなって結ばれた国立市とルッカ市との様々なご縁、そこに様々な出会いが重なり、現在、友好協定締結に向け、進められています。

そこで、このたび、国立市と本会が共催で、「ルッカを知る研究会」を実施いたします。 多くの市民の方々にルッカを知っていただくためのきっかけを提供いたします。

第一回は、本会の副会長であられる西村暢夫先生が、ルッカの歴史について概観してお話しされます。
第2回以降は、音楽(プッチーニについて)、美術(ヴォルト・サントについて)、食文化(講師:ジャンルーカ・パルディー二先生)と進めていきます。
ルッカを知る研究会、ぜひ、ご参加ください!!

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第一回「ルッカを知る研究会」
講師:西村暢夫(文流会長)
テーマ:ルッカの歴史 

日付 2017年7月16日(日)
時間 14:00-16:00 (開場13:30)
場所 国立市公民館  地下1Fホール(国立市中1丁目15-1)
定員 80名(席は人数分しかございません。早めにお越しください。)
申込不要、参加無料

 

佐野藤右衛門先生 国立でご講演

本会がイタリアに寄贈している櫻子ちは、すべて実生櫻(種から育てた櫻)ですが、その親にあたる桜たちは、多くが国立市の桜たちです。毎年春、国立市は、街いっぱい大木の桜の花弁に包まれ、やさしい桜色に染まります。

今月はじめ、国立の老舗酒店・せきや様主催により、京都の造園業「植藤造園」当主の佐野藤右衛門先生の講演会が国立で開催されました。日伊櫻の会では、本講演会のオーガナイズをお手伝いさせていただきました。

 

 

佐野藤右衛門先生は、桜守として、全国各地の名桜・老桜の調査研究をされ、
多様な桜の品種の育成と保護に大変尽力されてこれらた方です。
また桂離宮や修学院離宮などの整備を手がけるほか、イサムノグチが設計したパリのユネスコセンターの造園に携わるなど、国内外において多くの功績を残されてこられました。

今年、国立市が市制50年を迎えることを記念して、せきや様が、古都・京都から「祇園枝垂桜」と「平安神宮紅八重枝垂桜」を国立へ植樹したご縁で、桜守・16代佐野藤右衛門さんと国立とのご縁が生まれました。


国立に植樹された「祇園枝垂桜」

国立市の桜たちは現在大変美しく咲いていますが、佐野先生によれば、かなりのご高齢の桜たちだとのこと。桜には、年を重ねたからこそ出せる魅力があるといいます。
その美しさは、色気ではなく、色香。若々しいときに発しているような魅力ではなく、時を経たことによって放たれる香りたつ美しさが、姥桜にはあるとお話しされます。

しかしながら、国立市の桜たちが、あと何年花を咲かせ続けてくれるかは、喫緊の課題とのことです。現在の桜の美しさを楽しむだけでなく、今から、次の世代のことを真剣に考えていかなければならない、というお言葉をいただきました。

講演会には多くの市役所職員や議員の方々、また本会会員の国立桜守の大谷和彦さんもいらっしゃり、国立の桜たちを今後どうしていくか、真剣に考える場となりました。

右:国立桜守・大谷和彦さん

素晴らしいお話しを聞かせてくださった佐野藤右衛門先生、本当にありがとうございました。

 

シエナの櫻子

東京の櫻も満開を迎えて、新しい出会いが訪れる季節となりました。

さてそんな美しい季節の折に、フィレンツエ在住の本会会員・中川章子さんより、また嬉しい櫻便りが届きました。

フィレンツエの南に位置する美しき古都・シエナの櫻子たちの様子を写真でお送りくださいました。

 

本会が寄贈している櫻たちは、日本の櫻の実生櫻ですが、実生なので様々な品種の櫻子達が生まれます。

こちらの櫻は、白とうっすらとした紅色の花弁が、美しく優雅に咲いています。これからますます、すくすくと育って、イタリアの方々を喜ばせてほしいものです。
章子さん、お写真ありがとうございました。

 

 

シエナの櫻子たちの様子については、4年前にも一度紹介しておりますので、是非お読みください。写真を比較すると、いかに櫻たちが成長したのかがわかります!記事はこちらから →→「イタリアの櫻子たち SIENAから

Pocket Orchestralで本会が特集されました。

多摩エリアに広く配布されている文化情報誌「Pocket Orchestral」。地域づくり発展のためにと、東京都国立市の老舗酒屋SEKIYA様が発行しているフリーペーパーです。
この度、春号(3月発行)Pocket Orchestralに、本会の渡部会長と西村副会長の対談が掲載されました。

本会がイタリアに寄贈している櫻の原木となっている木々の一部が、国立市の桜であることに因んでの特集です。

渡部会長と西村副会長が、イタリアへの思い、またイタリアから日本のまちづくりが学べることなどについて対談しています。

その他、本会の桜が寄贈されているトスカーナ・ルッカ市からは、ルッカの桜守をしてくださっているルッカ・イタリア料理学院校長のジャンルーカ・パルディー二先生がコメントを寄せてくださいました。

さらに今回の春号は、イタリアに国立市の桜の子孫が渡ったことを記念して、
イタリア(ローマ)在住で、本会を応援してくれている国際的に活躍するイラストレーター・絵本作家のGianluca Foliさんに描き下ろしていただきました!!

国立のシンボルの鳥であるシジュウカラが、桜の木にとまって春の訪れを告げるという柔らかなイメージです。
このイメージの上に描かれた書は、SEKIYAの関喜一社長直筆ですが、とても美しく桜のイラストとマッチしています。

Pocket Orchetral全ページは、下記のURLからPDFデータ(高画質)もご覧いただけます。http://goto.world.coocan.jp/po/02.pdf

Pocket Orchestralでは、国立市大学通の櫻の歴史や、桜にまつわるお酒の特集など、盛りだくさんな内容になっております。
是非、ご一読ください!

 

 

 

 

トスカーナ・チェルタルドからの櫻だより

群馬県甘楽町と姉妹都市であるトスカーナ・チェルタルド。
『デカメロン』の作者、ボッカッチオの生誕の町として有名です。
チェルタルドに住む本会会員・稲葉美代子さんより、心温まる櫻便りが届きました。

甘楽町はチェルタルド市と文化、教育、経済交流を通じて長年親交を深めていますが、稲葉さんは、この甘楽町のチェルタルド海外駐在事務所所長であられます。

稲葉さん、お便りをありがとうございました。

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厳寒の冬を乗り越えた櫻子の生命力

チェルタルドの風景(写真:稲葉美代子)

日伊櫻の会会員の皆さまこんにちは。

早いもので暦も三月半ばとなりました。私が暮らすイタリアトスカーナ州チェルタルド市では、いつの間にか周辺を囲む丘陵地が一面淡い緑色の草に覆われ、また桃や杏の花々が満開となり春を満喫できる今日この頃です。

そんな中、以前様子をお伝えさせて頂きました櫻子の様子を見に行って来ました。
枝のあちこちから顔を出した緑色の葉々が開いていて、その姿に心から深い感動を覚えました。新しい命の芽吹きのように思えてなりません。また幹や枝も少し太く丈夫になったように感じました。冬眠していたのに不思議です。

年明けより、連日最低気温がマイナス15度を超えるような例年にない極寒の冬となりましたゆえ、大変厳しい寒さに耐え負けずにそれを乗り越えた櫻子の強い生命力。
本当に勇気づけられる私です。

もしかしたら花が咲くかもしれないというほのかな期待を抱いておりますが、そんな夢が叶う日が来ることを願うばかりです。

 

在イタリア・チェルタルド市

日伊櫻の会会員 稲葉美代子

 

櫻子が寄贈されているプレトリオ宮殿(上記写真全て撮影:稲葉美代子)

 

フィレンツエからの櫻便り

春の柔らかな日差しが感じられるようになった昨今、
フィレンツエの本会会員・中川章子さんから、嬉しい櫻便りが届きました。

フィレンツエでは、最近、春の花が一気に開花しはじめたそうです。
そんななか、本会から寄贈した櫻が植えられているサンドナート公園でも
櫻たちが多くの蕾をつけており、すでに3本の木は花がほころび出していたようです。
櫻の写真もお送りいただきました。

昨年より1週間近く早いペースだということです。
日本からも少し早い開花になりました。

フィレンツエの櫻も満開になることが楽しみです。
章子さん、お便りありがとうございました!

 

チェルタルドからの櫻便り

トスカーナ・フィレンツエ県のチェルタルド市在住の本会会員・稲葉美代子さんより、櫻便りが届きました。皆様、是非、お読みください。
稲葉さん、ありがとうございました!

 

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心を繋ぐ櫻 ~イタリア・チェルタルド市で育つ一本の苗木~

皆さま初めまして。

日伊櫻の会会員としてお世話になっております稲葉美代子と申します。

イタリア・トスカーナ州フィレンツェ県にあるチェルタルド市に在住しております。

中世の文豪、ボッカッチョ(BOCCACCIO)ゆかりの地であり、小高い丘の上には彼の家や中世時代の面影を今に伝える旧城郭集落が残る歴史豊かなまちですが、そこに一昨年、日伊櫻の会様より1本の櫻の苗木が寄贈されました。その櫻子の様子を皆さまにお伝したいと思います。

櫻子は、旧城郭集落にある14世紀に建てられた、当時の自治都市国家時代の行政・司法庁であったプレトリオ宮殿内にある庭に植樹されました。その庭には、チェルタルド市と1983年より姉妹都市交流を続ける群馬県甘楽町から1993年姉妹都市提携10周年を記念し贈呈された日本のお茶室「甘楽庵」が建っています。

櫻子に込められた願いや希望を心に想う度、この大地に根をしっかり張りこれからも順調に育って欲しいと祈るばかりです。これまで猛暑や度重なる困難な状況下に見舞われましたが、それに負けずに耐え忍び、頑張って生きている櫻子の姿を見るたびに元気と勇気をたくさん貰っている私です。

今年の夏も昨年同様厳しい暑さに見舞われましたが、私と共に水やり等のお世話を懸命にして下さったプレトリオ宮殿の管理人さん達のおかげで、無事に乗り越えることができました。今は冬眠中ですが、先日様子を見に行きました折り、不思議と幹が少し太く丈夫になったような印象を受け、枝からたくさん出ている芽にも力強さを感じました。次期に備え力を蓄えているようです。

私と渡部会長様をはじめ、日伊櫻の会の皆さまを繋げてくれた大切な櫻子の成長を今後も見守っていきたいと思っております。

チェルタルド市は、フィレンツェからシエナ行きの電車で1時間弱の距離です。

イタリアにお越しの際はぜひお立ち寄り下さいませ。日伊友好と心を繋ぐ絆の証、シンボルである櫻子の姿をご覧頂けましたらと願います。

皆さまのお越しを櫻子共々お待ち申し上げます。

在イタリア・チェルタルド市

日伊櫻の会会員 稲葉美代子